高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

新党誕生でハッキリ この選挙は民権主義と国権主義の戦い

公開日: 更新日:

 枝野幸男が立憲民主党を創建して、「リベラル派の受け皿ができてよかった!」と喜んでいる人が多い。前原誠司による民進解体・希望合流劇は、脚本がずさん、演出も下手くそで観客をシラケさせてしまったが、その思いもよらない副産物として、より“純化”されたリベラル新党が誕生したことの意義は大きい。

 状況は二十数年前と似ている。自社さ政権に対抗して214人を抱える巨大野党となる新進党が結成され、マスコミはさかんに「保守2大政党制の時代」と囃し立てた。が、鳩山由紀夫、横路孝弘らは「2大政党というなら保守対リベラルだろう」と言い出して、旧民主党を立ち上げ、96年秋の最初の総選挙で52人を得た。

 どうせ自民と新進のはざまに埋没してしまうだろうと見る人が多かったが、当時、私は「旧保守に対する新保守という小沢一郎のコンセプトは筋が悪すぎる。小なりといえども民主がリベラルの旗を掲げて打って出たことで、必ず新進が壊れて民主が政権交代を狙う勢力になる」と唱え、その通りになった。政治には「筋」が大事で、ブレずに筋を通した人たちが持つ爽快感こそ有権者を惹き付けるのである。

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