第三者機関は出来レース 加計問題「妥当」判断に根拠なし

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「結論ありき」の非難は免れない――。加計学園が愛媛県今治市に開設する岡山理科大獣医学部の建設計画をめぐり、市の第三者機関が「問題なし」と判断した。弁護士や大学教授など市長から選任された5人の専門委員は「専門的な見地から助言等を行う」はずだった。

 ところが、12日の会合では、水増しが疑われる192億円の建築費やバイオハザード施設の安全性について、根拠を示さないまま「妥当」「問題なし」――などと報告したのだ。

 専門委員は昨年10月から計4回の会合を開いて審査の進捗状況を連絡していたが、会議自体は「非公開」。各回につき数枚の議事要旨が市のホームページにあるのみ。何をどのように審査し、いかなる根拠で「問題なし」との結論に至ったのか全く不明なのだ。今治市議のひとりがこう疑問を投げかける。

「一般市民にも市議にも何ら報告はありません。そもそも専門委員は市長の“補助機関”。出席者しか内容を知り得ない“秘密会”で、市長以外に何か説明する気はないのでしょう。県から補助金(32億円)をおろしてもらうために、建設計画について『問題なし』という既成事実を積み上げているような印象です」

 専門委員座長の妹尾克敏教授(松山大学法学部)は、最初の会合で「市民のさまざまな意見にお応えする上で、公平公正な立場から意見を出さなければならない使命がある」とか言っていた。結果を裏付ける資料と経緯を示さない限り「市民の意見」に応えたことにはならない。

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