高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

“抜け殻”の民進党が「新しい党」に成長する見通しは皆無

公開日:

 民進党が4日に党大会を開き、「できる限り早期に、幅広い中間層から支持される中道的な『新しい党』への移行を目指して、分裂した立憲民主党、希望の党との再結集も視野に、来年の参院選での共闘へ調整に入る」(大塚耕平代表)。

 また、来賓として出席した連合の神津里季生会長は「連合と政策や理念を共有している方々が、3つに分かれてしまったのは痛恨の極み。野党勢力の結集を呼びかけられるのは、民進党をおいてほかにはない」と挨拶した。しかし、申し訳ないが、この2人の言っていることは、完全に見当が狂っている。

 第1に、立憲民主党が出来てしまった後の“抜け殻”としての民進党が「新しい党」に成長する見通しは、ほぼ皆無である。第2に、それが仮にも「中道的」な方向を目指すというのであれば、なおさら、そのような党は出来ないだろう。私が前々から言ってきたことではあるけれども、右と左が真っ向対決している時代には中道というのは、ないではないひとつの位置取りであったけれども、今ではそれは死語であって、今どき「中道」を掲げるなど戯言に等しい。

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