ITサポートを呼び水に 「ルノアール」8期連続売上高更新へ

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 人気のコーヒーチェーンといえば、スターバックスやブルーボトルなど海外勢ばかり。昭和ブームとはいっても、コーヒーをネルドリップで抽出するような昭和の喫茶店はすたれている。ところが、1964年創業のルノアールは、好調だ。

 昨年3月期の売上高は約76億5000万円で、今期も通期の経常利益が前期を上回る見通し。8年連続で過去最高の売上高を更新する勢いだ。

 ルノアールは複数の業態を展開するが、定番の喫茶室ルノアールのコーヒー各種は1杯600円前後。サイズや種類にもよるが、スタバより高いかもしれない。売上高で日本最高といわれるスタバは昨年9月期に6年ぶりに営業減益になったことが話題を呼んだ。ルノアールの強さは、どこにあるのか。ライターのいからしひろき氏が言う。

「たとえば、私がよく利用する新宿三丁目店は、地下鉄のコンコースに直結する利便性です。立地の良さが一つ。都心なら主要駅の近くには、必ずありますから、打ち合わせや待ち合わせには、便利です。昔ながらのビロード地のソファは座り心地がよく、席はゆとりある配置で、落ち着いて話をできるのもいい。この点は、ビジネス利用には大きいでしょう。ドリンクを飲み終えた後の緑茶サービスにもホッとします。マニュアルでも、そんな心遣いは『お疲れさまです』といわれているようでうれしい。結局、ネット社会といっても、リアルの世界では、居心地のよさが第一で、それが業績に結びついているのです」

 Wi―Fiや携帯の充電が無料なのは、居心地の良さを知ってもらうための呼び水だ。

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