近藤大介
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近藤大介「週刊現代」編集次長

東大卒、国際情報学修士。講談社で中国を中心に取材を続け、現在「週刊現代」編集次長。明大講師も務める。新著に「未来の中国年表」。著書多数。

対北制裁の煽り一転…特金会で沸く中朝国境の港町・丹東市

公開日:

 中国では「特金会」と呼ばれる米朝首脳会談。「特朗普」と表記されるトランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の頭文字をかけたものだが、この史上初の歴史的会談の実現を中国で誰よりも万歳しているのは誰か? 習近平主席? いや違う。答えは、240万人の丹東市民である。北朝鮮との国境沿いにある遼寧省の港町・丹東は、「特金会」が決まってから地価が暴騰し、市民の高笑いが止まらないのだ。

 丹東に住む私の知人は、こう証言した。

「自分がいま住んでいるのは、北朝鮮との国交樹立60周年を記念して、中国が新たに造った全長2キロの新鴨緑江大橋の麓に広がる丹東新区だ。昨年末に買った時には、北朝鮮に接近した『危険地域』ということで、1平方メートル当たり5000元(約8万6000円)にも満たなかった。それがいまや、あっという間に7000元(約12万円)を突破した。大連や瀋陽、果ては北京からも買い主が殺到していて、年内に1万元(約17万2000円)の大台に乗るとの話も出ている。すべては『特金会』のたまもので、シンガポールに向かって拝みたい気分だよ」

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