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窪田製薬HD・窪田良社長<4>オール・オア・ナッシングです

 創薬ベンチャー「窪田製薬ホールディングス」の創業社長、窪田良はもともと慶大医学部を卒業した優秀な眼科医である。2年前の5月まで、加齢黄斑変性の特効薬として期待されたエミクススタト塩酸塩にすべてをかけていた。ところがその賭けに敗れたことで、それまでの努力は水泡に帰した。スポンサーも離れていく。普通ならここで諦めても不思議はない。

「臨床試験の結果がダメだとわかってからも、やめようとは思わなかったですね。創薬ベンチャーとはそういうものです。何しろ製品化にいたる確率は3万分の1ですから。幸い当社には、株式上場などで得た100億円以上の手元資金があります。これは創薬ベンチャーとしては非常に恵まれています。この資金で、次の可能性を追求します」

 エミクススタトにしても、加齢黄斑変性には効果がなかったものの、糖尿病が原因で視力が低下する糖尿病網膜症や、遺伝性の若年性黄斑変性であるスターガルト病に対しての効果が期待できる。スターガルト病を対象とする臨床試験は今年度内にフェーズ3を始める予定だ。また、ラノステロール類縁化合物という、白内障の混濁を解消する可能性がある薬も開発中だ。白内障は手術で治療できるが、薬で治療することができれば体への負担ははるかに小さいため、白内障患者には福音となる。

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