有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

ネットバブル崩壊<下>大暴落の引き金を引いた「光通信」株

公開日:

 ソフトバンクの孫正義と光通信の重田康光の2人の社長に、株式上場を目指す若手ベンチャー起業家たちは憧れた。

 携帯電話の販売会社、光通信の株価の急騰が重田に巨万の富をもたらした。1999年の東証1部銘柄の年間株式ランキングで、光通信が上位を独占した。

 株価21万6000円は額面50円の銘柄の株価でトップ。値上がり率も1位。時価総額6兆3419億円は並み居る日本のビッグビジネスを押しのけ、堂々の10位に輝いた。

 重田は光通信株式を本人名義で617万3000株(発行済み株式の20・8%)、資産管理会社の光パワー名義で1419万6000株(同47・8%)持っていた。保有株が1年間で、およそ40倍に高騰した。

 2000年1月27日付の豪州の新聞「ジ・オーストラリアン(ビジネス)」に掲載された00年版の「アジアの長者100人」で、孫(推定資産380億ドル=約4兆円=当時の為替換算)に次いで、重田が第2位にランクインした。資産は300億ドル(同約3兆1500億円)だった。

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