細野豪志氏に5000万円 提供元は財務OB議員の“吹きだまり”
疑惑の目を向けられて当然だ――。細野豪志元環境相(46)が昨年10月の衆院選の期間中に、都内の証券会社から5000万円を受け取っていた問題。すでに、借り入れ「なし」と記載していた資産等報告書を訂正し、全額利子付きで返済したという。しかし、この問題を巡って“うさんくさい”事実が浮上している。
細野氏にカネを提供したのは、港区赤坂の「JC証券」。自然エネルギー開発を手掛ける「JCサービス」(大阪)が昨年5月に買収し、沖縄から東京へと拠点を変えた。
「昨年3月の決算を見ると、資本金5億円に対し、売り上げが1000万円。加えて3800万円の赤字を出しています」(調査会社関係者)
こんな経営状況で、細野氏に出血覚悟で5000万円をポンと出すとは、随分と気前がいい。
しかも、取締役4人のうち2人は、細野氏がいた旧民主の元衆院議員。同じく静岡が地盤で細野グループに属した田村謙治氏(50)に、和田隆志氏(54)だ。元維新で元衆院議員の松田学氏(60)も、26日に退任するまで取締役を務めていた。