3年前の記録は残存か 加計理事長「謝罪会見」のウソ発覚
「記録を調べたところ、3年前のことで記憶にもないし、記録にもなかった」――。
大阪北部地震とサッカーのW杯に国民の注目が集まる最中に謝罪会見を開いて「卑怯者」との声が続出した学校法人「加計学園」(岡山市)の加計孝太郎理事長。愛媛・今治市の獣医学部新設をめぐり、愛媛県作成の文書に記されていた<2015年2月25日の安倍首相との面会>を否定し、こうスットボケていたが、これが“ウソ”だったのではないか、との疑惑が浮上した。
加計理事長の“ウソ会見”がささやかれるキッカケは、ノンフィクション作家の森功氏が昨年5月、<安倍首相 「腹心の友」の商魂>と題した記事を月刊「文芸春秋」に掲載したことにさかのぼる。
この記事に対し、加計学園はすぐに反応。発売1週間後に森氏に対してファクス4枚の「通知書」を送り付け、猛抗議したのである。加計学園が噛みついたのは、ざっと次のくだりだった。