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セゾン投信・中野晴啓社長<3>思いだけでは認めてくれない

 業界で異彩を放っている「セゾン投信」。他社との大きな違いは、投資信託を直販していることと、長期運用にこだわっていることだ。

 社長の中野晴啓が、「直販」というビジネスモデルに活路を見いだしたのは、セゾングループの投資顧問会社にいた1999年のこと。「さわかみ投信」の澤上篤人社長(現会長)との出会いがきっかけだった。

 長期運用を目指したファンドが、販売を委託した証券会社の手数料ビジネスによって“屍ファンド”と化し、わらにもすがる思いで相談に行ったところ、「俺のように投信会社をつくって自分で売ればいい」と薫陶を受けたのだった。

 闇の中で光を見た中野は再チャレンジを決意。親会社クレディセゾンの林野宏社長に、長期投資と直販のプランをしたためた手紙を出す。

「数日後、『面白いじゃないか、やろうよ』と林野社長から直接電話がかかってきた時は感激しましたね。さっそく独立系投信会社設立に向けた奔走が始まりました」

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