有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年間、全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、精力的な取材・執筆活動を続ける。7月に「社長争奪 ―世襲・派閥・策謀」(さくら舎)を上梓。

JAL倒産<上>民主党政権が「実績」づくりに利用したのか

公開日:

 日本航空(JAL)破綻の直接の引き金になったのは、2008年のリーマン・ショックがもたらした世界規模での金融危機だった。ビジネスマンの往来が減った上に、観光客も少なくなり、エアラインの利用客が激減した。JALの09年3月期の最終損益は630億円の赤字。09年4~9月期の最終赤字は1312億円と雪ダルマを転がすように膨らんだ。

 実は、08年の原油価格の乱高下で、JALは2000億円の燃料のデリバティブ(金融派生商品)損失を出した。この損失が資金繰り悪化の一因になったと、後々、指摘された。

「ナショナルフラッグは絶対に潰れない。必ず国が助けてくれる」(JALの当時の首脳陣)

“親方日の丸”の甘えが組織の隅々にまで染みわたっていた。こうした企業体質だったから、経済環境の激変に耐えられなかった。JAL“倒産”の真の原因はここにあった。

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