近藤大介
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近藤大介「週刊現代」編集次長

東大卒、国際情報学修士。講談社で中国を中心に取材を続け、現在「週刊現代」編集次長。明大講師も務める。新著に「未来の中国年表」。著書多数。

ロシアをその気にさせた 習近平国家主席の極東開発プラン

公開日: 更新日:

「前提条件なしで年内に平和条約を結ぼう!」

 ロシア極東のウラジオストクで先週開催された東方経済フォーラム(EEF)で飛び出した「プーチン発言」に、同席していた安倍首相が凍りついてしまったことは、周知の通り。実はその時、会場内で安倍首相とプーチン大統領の間に座って、ジッと笑みを噛み殺していたのが、習近平国家主席だった。EEFを取材した中国紙記者が語る。

「習主席がこのフォーラムに初めて参加した目的のひとつが、ロシア極東での中ロ貿易を拡大するためだった。昨年の中国と極東地域との貿易額は77億ドルに上り、早期に100億ドルを突破させようと、27回目の習近平・プーチン会談で話し合ったのだ。中国とロシア極東の協力プロジェクトは30余りに上り、総投資額は40億ドルを超える。中ロ両国はすでに、1000億元(約1兆6300億円)もの『地方発展投資基金』を設立しており、今後は中国資本が、ロシア極東地域の経済開発を行っていく。何といっても中国とロシアには、トランプという『共通の敵』がいて、習主席は今回も、『中ロは過去100年で最良の関係にある』と述べた」

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