スタバを凌駕 「Luckin Coffee」味&サービス良しで急拡大
北京リポートの第3弾は、「スタバのライバル」として、いま中国国内で破竹の勢いで拡大中の「Luckin Coffee」(瑞幸珈琲)である。
中国の最新のサービス業に共通しているのが、「先山寨後超過」(まずマネして後で追い越す)というビジネスモデルである。この例にならえば、今年5月8日に正式営業を開始したLuckin Coffeeは、まさにスタバのマネだ。だが、実際に店に行ってみて分かったが、スタバを完全に超えていた!
足を運んだのは、朝陽区にある北京で27店目の店舗。鹿のマークのロゴをちりばめたモダンな店内には、メニュー表が掲げられていない。スタバと基本的なコーヒーの味を比べようと思って、「Alex」という名札を付けた中国人店員に、「美式珈琲」(中国ではブラックコーヒーを「美国式珈琲=米国式コーヒー」と呼ぶ)を頼んだら、「21元(約340円)です」という。スタバより1元だけ安い。