米朝破談でミサイル発射兆候 金正恩が敷くトランプ包囲網

公開日: 更新日:

 物別れに終わった米朝首脳会談以降、北朝鮮が不穏な動きをみせている。北西部にある東倉里のミサイル発射場「西海衛星発射場」で復旧作業を始めたというのだ。トランプ大統領は「事実であればとても金委員長に失望する」と警告したが、動きはやむ気配がない。金正恩朝鮮労働党委員長は今年の新年の辞で、米国が制裁を継続するなら「新たな道を模索せざるを得なくなるかもしれない」と牽制していた。瀬戸際外交の復活なのか。

 ミサイル発射場復旧を指摘したのは米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」と、シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)で、CSISは制裁解除を拒まれた北朝鮮が「決意を示そうとしているかもしれない」とした。平壌郊外の山陰洞のミサイル工場でも運送車両などの動きが活発化しているとの分析もある。

 金正恩委員長は昨年9月の南北首脳会談で、東倉里のミサイル発射台などを関係国専門家の立ち会いのもと廃棄すると約束。2回目の米朝会談初日にも核・ミサイル実験凍結を改めて表明したが、前言撤回の過去がある。2012年4月に「人工衛星打ち上げ」と称して東倉里でミサイル発射実験を強行。米側と長距離弾道ミサイル発射凍結で合意した2カ月後だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    任侠山口組が組長制に 40数名が織田代表と親子盃、舎弟盃

  2. 2

    役者はセリフが命…山P「インハンド」にブーイングのワケ

  3. 3

    統一地方選で2ケタ議席「N国党」と「幸福党」大躍進のナゼ

  4. 4

    お笑い文化台無し!安倍首相の吉本新喜劇出演に府民大激怒

  5. 5

    開幕5カード全負け越し“投壊”広島が再建託す2人の秘密兵器

  6. 6

    マラソン大迫傑が牙をむいた日本陸連の「本音」と「忖度」

  7. 7

    就職戦線“買い手市場”に激変 新卒採用は氷河期に向かう

  8. 8

    ジャニーズ頼みは厳しい?ドラマ視聴率と主題歌の相反関係

  9. 9

    「失われた10年」を「30年」に拡大させた戦後の無責任体制

  10. 10

    会長の「終身雇用守れぬ」発言に隠された経団連の“本音”

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る