立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。

衆院沖縄3区補選 屋良朝博氏の勝利に敢えて水を差す

公開日: 更新日:

 4月21日に投開票が行われた2つの衆議院補選で、自民党の公認候補がいずれの選挙区でも敗北した。各メディアは、自民党が危機感を募らせていると報じている。ただ安倍政権としては、日本維新の会の新人・藤田文武氏が勝った大阪12区よりも、無所属で野党が支援した屋良朝博氏が勝った沖縄3区の方が痛手は大きいだろう。選挙の焦点が、安倍政権が進めている米軍普天間基地の辺野古移設だったからだ。これで県知事選挙、県民投票に続き、沖縄県民は3度、普天間基地の辺野古移設に反対を表明したことになる。

 敗れた自民党の候補は元沖縄北方大臣で政権与党の強みを売りにしての選挙だった。少なくとも沖縄においては、政権与党をちらつかせて「地域振興」を語るバラマキ政治では勝てないことが明確になった。

 衆議院の沖縄選挙区で自民党が議席を持つのは西銘恒三郎議員の4区だけだ。このまま衆参同日選挙となった場合、その議席も失う可能性が高いだろう。もともと1区が主戦場だった西銘議員が並大抵でない努力で得た選挙区だ。その努力を知っているだけに西銘議員には同情さえ感じる。どのような民意が出ても辺野古の埋め立てを進めるとしている安倍政権も、ここで立ち止まった方が賢明だろう。

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