重道武司
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重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

旧村上ファンドが虎視眈々 日立製作所が日立化成を売却へ

公開日: 更新日:

 日立製作所が発行株の51%超を握る上場子会社で化学大手の日立化成を売却する方針を固めた。すでに水面下で手続きを進めており、今月中にも新たな出資先を募る入札を開始する。あらゆるものをインターネットにつなぐIoT基盤事業などに経営資源を集中させ、収益力強化を図るグループ構造改革の一環だ。

 日立化成は日立グループの中で、日立金属や旧日立電線(現日立金属)とともに「ご三家」と呼ばれてきた。昨年、品質データの不正問題が発覚するなど不祥事に揺れるが、リチウムイオン電池向けの負極材でトップシェアを誇るなど電子材料分野では世界大手だ。このため三井化学などの素材大手や外資系投資ファンドが買収に強い意欲を示しているとされ、売却額は「数千億円を下らない」(市場関係者)とも取り沙汰されている。

「選択と集中」を掲げた日立の構造改革はリーマン・ショック後の巨額赤字転落を受けて始まった。今年3月にはカーナビ大手のクラリオンも売却しており、今回のディールが実現すれば、危機前には22社にも上っていたその上場子会社は日立ハイテクノロジーズや日立建機など3社にまで縮小することになる。

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