洗脳解けずより先鋭化 ネトウヨブログの“コアな読者”たち
ネトウヨブログ「余命三年時事日記」の呼びかけに応じて懲戒請求を行った読者が、懲戒請求された弁護士から提訴され、判決も出始めている。
訴えた弁護士は7人いて、対応はさまざまだ。
佐々木亮、北周士、嶋﨑量の各弁護士はSNSなどを通じて請求者に裁判前の和解を強く呼びかけていた。
和解金5万円と真摯な謝罪があれば和解に応じるという。私にはきわめて良心的な条件のように思えた。
だが、応じた人は約900人中50人程度だ。懲戒請求者は高齢者の割合が多いのでSNSでは情報が行き届かない可能性がある。そのため、嶋﨑氏は全員に和解を勧める手紙を送ってみたが、あまり効果はなかったという。
一方、ブログ主は「懲戒請求者960人の会」を結成して、弁護士との和解に応じないよう結束を呼びかけている。
あの人たちはいったいどんな気持ちで懲戒請求を出したのだろうか。私は被告となったブログ読者に法廷で声をかけたり、和解者との接触を試みたりした。和解に応じた人たちは一様にブログ主からの報復を恐れているようだった。