三宅雪子
著者のコラム一覧
三宅雪子ルポライター

1965年3月5日、米国ワシントン生まれ。玉川学園女子短期大学、共立女子大学を卒業後、民放テレビ局に21年間勤務。元衆議院議員。 父は三宅和助元シンガポール大使、祖父は石田博英元官房長官。著書に「福祉と私 ~『支えあう社会』を国政の場から~」

洗脳解けずより先鋭化 ネトウヨブログの“コアな読者”たち

公開日: 更新日:

 ネトウヨブログ「余命三年時事日記」の呼びかけに応じて懲戒請求を行った読者が、懲戒請求された弁護士から提訴され、判決も出始めている。

 訴えた弁護士は7人いて、対応はさまざまだ。

 佐々木亮、北周士、嶋﨑量の各弁護士はSNSなどを通じて請求者に裁判前の和解を強く呼びかけていた。

 和解金5万円と真摯な謝罪があれば和解に応じるという。私にはきわめて良心的な条件のように思えた。

 だが、応じた人は約900人中50人程度だ。懲戒請求者は高齢者の割合が多いのでSNSでは情報が行き届かない可能性がある。そのため、嶋﨑氏は全員に和解を勧める手紙を送ってみたが、あまり効果はなかったという。

 一方、ブログ主は「懲戒請求者960人の会」を結成して、弁護士との和解に応じないよう結束を呼びかけている。

 あの人たちはいったいどんな気持ちで懲戒請求を出したのだろうか。私は被告となったブログ読者に法廷で声をかけたり、和解者との接触を試みたりした。和解に応じた人たちは一様にブログ主からの報復を恐れているようだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元キスマイ、元V6メンバーが相次いで告発…現役グループの“性加害被害”にジャニオタ悲鳴

    元キスマイ、元V6メンバーが相次いで告発…現役グループの“性加害被害”にジャニオタ悲鳴

  2. 2
    勝みなみ、西村優菜、渋野日向子…帰国中の女子海外組「シード当落線上」プロの胸中

    勝みなみ、西村優菜、渋野日向子…帰国中の女子海外組「シード当落線上」プロの胸中

  3. 3
    元シブがき隊・本木雅弘はなぜ潰されなかった? 奥山和由氏が明かしたメリー氏の「圧力」

    元シブがき隊・本木雅弘はなぜ潰されなかった? 奥山和由氏が明かしたメリー氏の「圧力」

  4. 4
    北公次による35年前の「性被害告発」の凄まじい“影響力” ジャニーズCD販売数が軒並み下落

    北公次による35年前の「性被害告発」の凄まじい“影響力” ジャニーズCD販売数が軒並み下落

  5. 5
    東山紀之新社長の二面性、TVマンが見た“ウラ”の顔は「番組降板時にCPを睨みつけ、無言で楽屋に…」

    東山紀之新社長の二面性、TVマンが見た“ウラ”の顔は「番組降板時にCPを睨みつけ、無言で楽屋に…」

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    村西とおる監督が藤島ジュリー景子氏に激怒!「北公次の墓前で手を合わせ、全財産を差し出せ」

    村西とおる監督が藤島ジュリー景子氏に激怒!「北公次の墓前で手を合わせ、全財産を差し出せ」

  3. 8
    吉本興業前会長・大﨑洋氏が開催危ぶまれる大阪万博について激白…プロジェクトチーム“自腹運営”の苦境

    吉本興業前会長・大﨑洋氏が開催危ぶまれる大阪万博について激白…プロジェクトチーム“自腹運営”の苦境

  4. 9
    ジャニー氏の庇護を受けてきた東山紀之の“裏の顔” 超人気女優との"同棲"も事務所パワーで握り潰す

    ジャニー氏の庇護を受けてきた東山紀之の“裏の顔” 超人気女優との"同棲"も事務所パワーで握り潰す

  5. 10
    どうなる“ジャニーズの妻たち”の命運…木村佳乃は「ソーセージを食べる演出は絶対できない」

    どうなる“ジャニーズの妻たち”の命運…木村佳乃は「ソーセージを食べる演出は絶対できない」