武田賴政
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武田賴政ノンフィクション作家

1958年、浜松市生まれ。専門月刊誌「航空ジャーナル」を経て、88年にフリー。オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件の全容をスクープ。大相撲の八百長告発記事で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」受賞。新著「真・輪島伝 番外の人」を28日に上梓。

147機体制で総額6.2兆円超 最大ネックは運用・維持コスト

公開日: 更新日:

 フランスで開催中の「パリ・エアショー2019」(23日まで)は世界最大級のトレードショーで、各国から集まった軍民の新鋭機の商談が行われている。F35戦闘機に関しては、量産体制の順調ぶりの一方、ショー直前に11カ所のさまざまな不具合や欠陥が報道された。製造元のロッキード・マーチン社はいずれも解決済みか、そのメドがついているとしている。

 どの時代の新鋭機でも運用初期には不具合が頻発するものだ。しかし、F35については、ステルス機特有の根源的な問題が横たわっている。

 ステルス機がレーダーに映りにくい理由は大きく2つ。スパコンで精密設計された外形で電波を反射しにくいこと。電波を吸収する素材やコーティング塗料を用いていることだ。ステルス塗料の耐久性と運用コストが実戦運用の最大のネックとなっている。F35の飛行1時間あたりの経費はメーカー試算で378万円。同じ単発エンジン機のF16戦闘機の3倍以上に上る。その大きな理由は、燃費ではなくステルス・コーティングの維持経費である。

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