溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

反社会的勢力にも暴力団と同様の判断をした吉本の新対応

公開日: 更新日:

 吉本興業の芸人が、特殊詐欺を行う半グレの誕生祝いでトークや漫才を披露。それも、会社を通さない闇営業だったというので、同社は謹慎などの処分を下した。

 処分芸人13人の出演番組を今後どう扱うか、テレビを中心にメディアは大慌てのようだが、吉本興業の処分は当然の対応だったろう。

 あまり指摘されていない点だが、吉本の今回の処分には新対応が含まれている。従来、芸人が関係を結んでならない相手は暴力団の幹部や組員だけだったが、今回、吉本はそれを、特殊詐欺を行う反社会的勢力にまで拡大したことである。

 吉本は処分理由について「特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合へ参加していたとするもの」としている。反社会的勢力とは何を指すのか。

 普通「反社」と略される総称だが、警察白書によれば、「暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社会運動標榜ゴロ、政治活動標榜ゴロ、特殊知能暴力集団等、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」としている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<上>

  2. 2

    孤独なホームレス男性の最期を看取った女性警官の愛は無償

  3. 3

    8年かけて高校を卒業…同級生の“無音”の拍手に校長も感動

  4. 4

    N国議席獲得で古谷経衡氏が指摘「常識が溶けていく恐怖」

  5. 5

    参議院選挙の最大の敗者は「事実」という深刻な事態

  6. 6

    山本太郎らが試算 消費税ゼロで「賃金44万円アップ」の根拠

  7. 7

    ALS患者の舩後氏当選で 議事堂が迫られる改修と慣習の刷新

  8. 8

    れいわ奇跡の躍進 山本太郎「政権を狙いに行く」の現実味

  9. 9

    伊調敗北は“忖度判定”か…代表決定戦で新たな火種が表面化

  10. 10

    デラロサも活躍未知数…G“9助っ人に12億円”に他球団が溜息

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る