【長崎】盤石自民も足元は分裂 投票率次第でうっちゃりも
【長崎】(改選数1)
○○古賀友一郎51自現
白川 鮎美39国新
2期目を狙う自民の古賀は旧自治省キャリアで、元長崎副市長。挑む国民民主の白川は、本人いわく「政治経験もない」人材育成会社の社長だ。
「正直、白川さんの知名度不足は否めません。ただ、自民は2年前から県議会の会派が2つに分裂していて、足並みがそろっていない。4月の県議選でも1議席減らしている。つけ入る隙は十分ありますよ」(地元マスコミ関係者)
野党陣営を活気づけているのは、前回2016年参院選の時、野党統一候補が善戦したからだ。野党が担いだ西岡秀子(旧民進)が、自民の金子原二郎に、あと一歩まで迫った。西岡の得票率は44%、金子の得票率は52%だった。2度目の共闘なら上積みを期待できると地元は盛り上がっている。
「現職の古賀さんは余裕のようですが、これといった実績もなく、アピール不足ともっぱら。一方の白川さんは県内各地を積極的に動き回り、素朴な疑問を国民目線で分かりやすく伝え、いい意味での素人らしさが共感を呼んでいる。若者や無党派層をどこまで取り込めるかです」(前出の地元マスコミ関係者)
投票率次第で勝負になるか。
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。