白須賀議員“アシスト” IRワイロ中国企業を千葉市長に紹介
カジノ参入を巡る汚職事件で、東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けた自民党の白須賀貴樹衆院議員(44)が昨年1月、贈賄容疑が持たれている中国企業「500ドットコム」の関係者を千葉市の熊谷俊人市長や市幹部と2度面会させていたことが明らかになった。
市によると、白須賀議員側から「千葉市の状況を教えてほしい」「事業者の話も聞いてほしい」などと打診があり、同8日と18日に市長応接室で面会したという。
白須賀氏も同席した面会はいずれも約30分。市はIR誘致に関する検討状況を伝え、「500」社側は事業内容を説明した。18日には「500」社の他に、別の海外IR事業者の関係者も同席したという。
市は「意見交換のひとつで、それ以上の私的な交流は一切ない」としている。「500」社は、市が昨年行った事業構想案の募集手続きに応募しなかった。