それぞれの組でそれぞれの動き 特定抗争指定後のヤクザ界
1月7日、6代目山口組と神戸山口組が特定抗争指定暴力団に指定されて以来、両派の抗争はピタッと止まっている。さすがの高山清司若頭にしても特定抗争指定は脅威なのか。
警察庁と兵庫県警本部が高山若頭にアワを吹かせたいと狙っているのは確かなようだ。警察庁詰めの記者が言う。
「山口組は、尼崎の街頭で神戸の古川恵一幹部に自動小銃を乱射、ハチの巣にした。一歩間違えれば、関係のない通行人を巻き添え死させる大惨事だ。それと、警察が警備している目の前で拳銃を発砲、山健組組員2人を射殺した。
どちらも警察をなめきった犯行だ。そういうことなら、高山(若頭)にもう一度臭い飯を食ってもらおうじゃないか。ヤツをまたムショに叩き込んでやる、と考えている幹部はいます。両事件の突き上げ捜査でパクられないなら、次に税金関係だ、と別のカードも用意しているようです」
誰だって70すぎての服役はごめんだろう。他方、神戸山口組もまるで振るわないが、20日、神戸市内の建設会社に銃弾2発を撃ち込むカチコミ事件があった。真偽は不明だが、とりあえずこの事件について、地元の噂を紹介しよう。