保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

集会のさなかに河上社会党前委員長が右翼青年に刺された

公開日: 更新日:
暴漢に襲われ左肩を刺されうずくまる社会党の河上丈太郎前委員長(1960年6月17日、衆議院議員面会所)/(C)共同通信社

「昭和35年6月19日午前零時」は60年安保の抗議デモが敗北という形で決着がついた日であった。国会を数百万の人々が取り囲もうが、全国いたるところで抗議デモが起ころうが、それは新安保条約の自然承認の前のひと騒動となった。しかし重要なことはこのひと騒動が歴史の波という意思を持っていた…

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