立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。

ご法度に憤る検察内部に安倍政権の暴挙を打ち砕く秘策アリ

公開日: 更新日:

 安倍政権が東京高検の黒川弘務検事長の定年を無理やり延長させた問題。当の検察官はどう受け止めているのか。特捜検事を取材していた頃の知り合いは、「皆、大問題だと憤っている」と話した。長く特捜部に在籍し、今も現役の特捜検事と付き合いのある検察関係者だ。

 ただし、「黒川さんうんぬんという話じゃない」と言った。また、「仮に黒川さんが検事総長になっても、捜査経験が乏しいので捜査に口出しはできないでしょう。誰も彼の顔を見て捜査をしない」とも言った。しかし、「定年を延長させるのは、ご法度だと皆思っている」と言い切った。

 説明する。もともと、検察幹部は、黒川氏のような法務省勤務の長い赤レンガ派と、特捜検事や地方検察勤務の長い捜査派に分かれる。この「赤レンガ」の名は、霞が関にあるレンガ造りの旧法務省本館に由来する。トップの検事総長になるのは代々、赤レンガ派で、例外は不祥事などでイレギュラーな登用となった吉永祐介氏、土肥孝治氏くらいだ。だから、「赤レンガ派は必然的に永田町と関係ができる。その濃淡はあるにせよ、政権に近い黒川氏が検事総長になったとしても、検察に激震が走ることはない」と言う。

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