鶏卵汚職、桜、GoTo…へたれ野党は不信任案なぜ提出しない
国会終盤に飛び出した自民党議員の「鶏卵汚職」疑惑。農水大臣(当時)が、大臣室で鶏卵業者から現ナマを受け取っていた疑惑が浮上しているのだから、ただ事じゃない。
ところが、国会は5日(土)に予定通り閉会する方向だ。野党は会期延長を求めているが、自民党は数の力で拒否するつもりだ。来年1月まで1カ月半も国会は開かれないことになる。このままでは「鶏卵汚職」は、国会でまったく審議されない恐れがある。
国会を閉じて野党の追及から逃げようとしている自民党政権もどうしようもないが、この期に及んでも「内閣不信任案」の提出を見送ろうとしている野党もどうかしている。この国会で不信任案を提出しなかったら、野党は5国会連続で提出しないことになる。
■解散が怖い
「野党が不信任案を出さない理由は、国会閉会後も、閉会中審査を行うことで自民党と合意したからです。不信任案を提出してしまうと、閉会中審査が事実上できなくなってしまう。不信任を突きつけた相手と審議するのは理屈が通りませんからね。不信任案の提出より、閉会中審査を優先したということでしょう」(政界関係者)