著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「アメリカさん万歳」と叫んでいる…大戦中も北海道には米国への信頼感が眠っていた

公開日: 更新日:
雪の中、市電の停留所で並ぶ札幌市民(1947年11月20日撮影)/(C)共同通信社

 今回は北海道を取り巻く環境が歴史的にどう変化したのか、その番外編ともいうべきエピソードを紹介しておきたい。

 これまで述べてきたように、北海道は幕末維新の変化の中で、内にあってはアメリカのお雇い外国人による理想主義的人間教育を受け入れ、対外的にはロシアに対する防備を中心と… 

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