保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

米国は短波で放送される天気予報で日本の動きを把握していた

公開日: 更新日:
南部仏印進駐に抗議するアメリカに示した案の焼き直しだった(1940年9月、北部仏印に進駐する日本軍=写真。その10カ月後南部仏印に兵を進めた)/(C)共同通信社

 日本とアメリカがお互いにだまし合うという関係で、日米外交交渉は進んだ。昭和16(1941)年11月の半ばからである。太平洋戦争はこの年の12月8日から始まったとはいえ、実際には11月5日の御前会議以降、神経戦が始まっていて、真珠湾攻撃はそれが軍事に転化したと言ってもよかった。

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