自民・宮沢博行議員どうした? 率先して裏金キックバック認めた“介錯おじさん”沈黙のナゼ

公開日: 更新日:

「派閥に残り安倍派を介錯する」──あの威勢の良さはどこへやらだ。先月、自民党本部で開かれた「政治刷新本部」で、所属する安倍派の自主解散を主張。冒頭の時代がかった表現で大ミエを切った“令和の介錯おじさん”こと、宮沢博行衆院議員の近況がさみしい。

 宮沢氏といえば党内の誰もが裏金に口をつぐんでいた昨年12月、率先してキックバックを認め、派閥から政治資金収支報告書に記載しないよう指示があったと報道陣に説明。「はっきり申し上げます。『しゃべるな、しゃべるな』これですよ」と派閥の箝口令も暴露して一躍、名をはせたものだ。

 その際、「多くの仲間も早く説明して、身の潔白を証明したいと思っていると推測する」と語っていただけに、衆院の政治倫理審査会は「身の潔白」を証明する絶好のチャンスだ。当然、自ら進んで出るのかと思いきや、朝日新聞が政倫審出席の意向を問うたアンケートには未回答。改めて宮沢事務所に聞くと「党本部から正式な連絡が来ていない。本人は連絡が来てから対応を検討したいと考えている」とのこと。

■あの威勢のよさはどこへ…

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  2. 2

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 3

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  4. 4

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  5. 5

    「おこめ券」に続き“やってる感”丸出し…鈴木農相がひっそり進めるもう一つの肝いり政策

  1. 6

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  2. 7

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  3. 8

    維新が手にする血税は33億円…定数削減へチンピラまがいの圧力、税金原資にキャバクラ&ショーパブ代支出の疑い

  4. 9

    レーダー照射で日中対立激化…習近平指導部による「高市威圧」次のシグナル

  5. 10

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも