また出た河野太郎大臣“屁理屈”答弁 地子デジ特別委で「所管外」5連発、野党時代にブチ切れたクセに

公開日: 更新日:

 懲りない男だ。河野太郎デジタル担当相が今国会でも「所管外」を繰り返して答弁を拒否。大炎上している。

 コトの発端は、26日の衆院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成特別委員会(地子デジ)での一幕。再生可能エネルギーの普及に向けた規制改革を議論する内閣府のタスクフォースで提出された資料に、中国国営企業「国家電網公司」のロゴマークが入っていた問題をめぐり、野党議員から見解を求められた河野大臣は「所管外」を5回も連発した。

 河野大臣は「タスクフォースは規制改革の下で作られているので本委員会の所管外」「所管外の委員会で(所管外のことを)聞かれれば、副大臣や政務官、政府参考人が答弁するのが院のルール」などと主張。兼務する規制改革担当相としてタスクフォースを所管する立場にもかかわらず、「事務方から答弁させます」との塩対応に終始した。

 河野大臣が言い張るように「所管外なら副大臣以下が答弁するルール」があるのか。衆院に聞くと、「出席者のうち誰が答弁するかは委員長の議事整理権に属し、国会関係法規上、答弁者に関する明確なルールが決まっているわけではない」(委員部調査課)とする一方、「各委員会は所管大臣が定められており、(河野の答弁は)あながち的外れとも言えない」(同)と答えた。

 ただ、野党議員からの質問通告に従い、委員長の差配によって河野大臣は答弁を求められた立場だ。さらに、野党議員はわざわざ「特にデジタル行政改革の視点からお答えください」と念押ししている。河野氏はデジタル担当相として見解を示せたはずで、「所管外」とのヘリクツをこねて答弁拒否したようにしか見えない。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  2. 2

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

  5. 5

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

  1. 6

    今季日本人13人参戦の米女子ツアー 厄介な「敵」は会場ごとに異なる芝質だけではない

  2. 7

    まさか破局? 綾瀬はるか《痩せすぎじゃ?》の声で気になる11歳年下アイドルとの結婚の行方

  3. 8

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  4. 9

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 10

    フジテレビ危機で泣いた松本潤、笑うキムタク…「どうする家康」の黒歴史を“上書き”できない不運