懲りないトランプ「フェイク拡散」の大暴走!テイラー・スウィフトを悪用、セリーヌ・ディオンも被害

公開日: 更新日:

 トランプは自前のSNS「トゥルース・ソーシャル」にフェイクニュースやフェイク画像を投稿するなど、やりたい放題。生成AIで作成された手の込んだシロモノも紛れているだけにタチが悪い。特に問題視されているのが、世界の歌姫テイラー・スウィフトに関するフェイク情報の拡散だ。

 テイラーの大統領選への態度が、「スウィフティーズ」と呼ばれる支持者の投票行動に影響すると言われている。テイラーの挙動に注目が集まる中、トランプは「トゥルース・ソーシャル」に、トランプ支持を表明するTシャツを着たスウィフティーズの写真を転載。海軍の募兵ポスターの「アンクル・サム」をテイラーに差し替えて投稿した画像には、〈テイラーは君にドナルド・トランプへ投票して欲しいと思っている〉と書かれている。いずれもフェイク画像だ。

「ネット上のネタとして拡散して、ハリス氏の支持をそぐ狙いでしょう。米国はフェイク画像・動画への規制が整備されていません。訴訟沙汰になる可能性はあれど、取り締まることができないのが実情です」(前嶋和弘氏)


 トランプは選挙集会で、カナダの人気歌手セリーヌ・ディオンのヒット曲で映画「タイタニック」の主題歌である「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を無断で使用し、マネジメント側から怒られたばかり。まったく懲りない男だ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  2. 2

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 5

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  1. 6

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  2. 7

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  3. 8

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  4. 9

    維新が手にする血税は33億円…定数削減へチンピラまがいの圧力、税金原資にキャバクラ&ショーパブ代支出の疑い

  5. 10

    「おこめ券」に続き“やってる感”丸出し…鈴木農相がひっそり進めるもう一つの肝いり政策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった