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室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

内密出産法制化の必要性…国民民主・伊藤たかえさん、頑張れよ!

公開日: 更新日:

 伊藤たかえさんは、この制度を進めていく上で、こういっている。

「生まれてくる赤ちゃんにはなんの罪もありません。母体には医療的介助のある出産がどうしても必要だし、生まれた赤ちゃんは無条件に守る責務が我々にはあります」

 本当にその通りだと思う。『内密出産』を反対する人たちの意見として、「無責任に子を産む人が増える」だとか、(望まない妊娠をしてしまった女性は切羽詰まっているわけで、最悪のケースは、その後の赤ちゃんの遺棄や殺人なのではないか?)「匿名で出産すると相手男性の責任が問われない」だとか、(罰を与えるのは、後回しでいい。とにかく、母子の保護だろ?)「生まれてきた子どもの戸籍、養育環境、出自を知る権利が保証されない」だとか……。

 きちんとした法ができ、国や自治体の目が届けば、人身売買などにも繋がりっこない。

 あたしは伊藤さんとこの問題でテレビでご一緒したとき、「育てた人が親なのだ」と何度もいった。子が出来ないけど子を望む人、親が欲しいけど親のいない人。そしてそのとき、子を産んでも育てられなかった人でさえ。いずれもあたしは、幸せを求められる世の中であって欲しい。

 伊藤さん、おなじ女としてあなたの考えに同意する。頑張れよ!

【連載】室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」

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