トランプとの首脳会談を控え麻生太郎に教えを請うた石破茂は、“夜の戦友”アーミテージと手を切れるのか

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 支持率30%台の低空飛行を続ける石破内閣はいつ倒れてもおかしくない状況だ。その最初の試金石となるのが来月にもワシントンで予定されているトランプ次期米大統領との首脳会談である。

「日米同盟をさらなる高みに引き上げたい」「北東アジア情勢について認識を一にすることは大事だ」

 石破は昨年暮れの臨時国会閉会後、首脳会談への意気込みをこう語っていたが、トランプが寵愛した故・安倍晋三元首相が忌み嫌い侮蔑の対象にしていた石破に対するトランプの不信感、警戒心を解きほぐすのは容易ではない。大統領選直後にトランプが石破との早期会談を拒否したことからも察しがつく。石破自身もそのことを十分に自覚してのことだろう。石破は昨年12月24日、安倍元首相からトランプとの“個人的な関係”を引き継いだ麻生太郎元首相を招き入れ教えを請うた。

「麻生さんの石破嫌いは、安倍さんやトランプ以上かもしれません。なにせ麻生内閣の閣僚のくせして倒閣に動いた裏切りモノですからね。それでも天下国家を思い、いろいろアドバイスしたようです」とは、麻生派所属議員の一人だ。

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