石丸新党“旋風”が吹かないワケ…主義も施策もサッパリわからず「政党とは言えない」識者らバッサリ

公開日: 更新日:

 昨年7月の東京都知事選でみられたほどの“旋風”は吹いていないようだ。

 前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が立ち上げた地域政党「再生の道」のことだ。

 石丸氏は今夏の都議選(定数127)に候補者を擁立する意向を示したものの、「政策はここでは出さない。(候補者)各人の良識、判断に任せたい」とし、議案採決時は党として拘束せず、賛否も議員個人に任せるとしたほか、「他党との掛け持ちも認める」とも語った。

 この異例の方針に政界からは「何をしたいのかサッパリ分からん」「単なる当選目当ての互助会集団」などと辛辣な意見が続出。日本共産党田村智子委員長(59)も「政策がない。都議選に向けてということですから『東京都のここが問題で変える』という理念もない。これが政党と言えるのでしょうか、というのが率直な感想です。これは、政党とは言えないですよね。政策がない理念がない」とバッサリ。

 さらに「(石丸氏は)政治屋の一掃と言われましたけど、(今のままだと)それは議員になりたいという政治屋集団を作りかねないのではないでしょうか。それは政治を変えてほしいという都民の願いには応えられないだろうな、というふうに思います」とも発言していた。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒