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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

静かに始まった反トランプのレジスタンス…2.17「大統領の日」には抗議行動が全米で同時開催

公開日: 更新日:

 主催した「Party for Socialism and Liberation(社会主義と解放の党)」の女性は、「トランプ政権と彼の億万長者の仲間たちが、アメリカ経済と社会にとって非常に重要な移民コミュニティーを、恐怖に陥れていることに抗議する」と訴えた。

 こうしたデモや集会が全米で沸き起こっている。ニューヨーク市内でわかっているだけでも、8日(土)に未成年トランスジェンダーへの医療禁止に対する抗議集会が開かれ、15日(土)にはガザ住民の強制移住に抗議するデモもあった。

 怒りの矛先はトランプだけではない。同じ15日(土)テスラのショールーム前で、政府効率化省として連邦職員の大量解雇の大なたを振るう、イーロン・マスクへの抗議が行われた。17日(月)は「大統領の日」の祝日だが、「あなたは私の大統領ではない」と題された抗議行動が、全米で同時開催された。

 その規模は今のところ小さなものがほとんどだ。しかしトランプ当選以降、影をひそめていたこうした抗議の動きに、希望を見いだす者も少なくない。

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