【独自】自民・甘利明氏の後継候補は「34歳の元維新女性」か? “色ボケ説”尻目に擁立模索し地元行脚

公開日: 更新日:

21年の衆院選でも…

 金沢氏が神奈川に選挙区替えするという情報は、金沢氏がもともといた東京15区にも届いている。自民の江東区議は「甘利さんが金沢さんを後継候補に考えていると聞きました」と話す。

 甘利氏の地元には後継になり得る地方議員なり、支持者なりがいないわけではないだろうに、孫ぐらいの年齢の女性を、それも元維新の女性の擁立を模索するとは驚きだ。

「甘利さんは21年の衆院選で、大分1区の自民候補に自身の元番記者だった東京出身の女性(当時33歳)を引っ張ってきました。表向きは公募という形でしたが、実際は甘利さんのゴリ押しだったともっぱらです。あの時みたいに若い女性候補を立てるつもりなのか。“色ボケ”じゃないか、と党内でささやかれています」(前出の永田町関係者)

 日刊ゲンダイは甘利事務所に質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。

 神奈川20区を制した立憲民主党関係者は「実績のない金沢さんなら正直戦いやすい」と笑みを浮かべる。“重鎮”の後継指名の行方やいかに。

  ◇  ◇  ◇

 農水省の備蓄米放出は消費者のためにあらず。コメ価格の高騰にようやく重い腰を上げたようにみえるが、狙いはズバリ、夏の参院選対策だ。●関連記事【もっと読む】『備蓄米21t放出“真の狙い”は自民党の大票田「JA」救済…夏の参院選を意識した一時しのぎの姑息』に詳しい。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  3. 3

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  4. 4

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  5. 5

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  1. 6

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  2. 7

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  3. 8

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  4. 9

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  5. 10

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性