ガソリン全国最高値の長野県「石油商業組合」に独禁法違反の疑いでメス! 公取委が重い腰上げた裏に自民の弱体化か

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 ガソリンなどの販売価格でカルテルを結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会が独禁法違反(不当な取引制限)容疑で、石油製品の販売業者で組織する「長野県石油商業組合」(長野市)を立ち入り検査したことが分かった。

 公取委は18日、検査に着手。今後、検査で入手した資料の分析や、関係者に対する聴取を通じて実態解明を進める。

 長野県のガソリンの価格は全国的にも高値で知られており、県の調べによると、2023年9月には1リットル当たり194.5円で、全国平均を8円近く上回っていたという。

 1月まで22週に渡って全国最高値だった長野のガソリン価格だが、この高値問題は20年以上も前から指摘されていたことだ。

「あまりにガソリン価格が高い」と問題視される度、組合や関係者は「1店当たりのスタンドの販売量が少ない」「スタンドが過疎地に多い」「冬場の灯油の配達コストが掛かる」「製油所から離れており、輸送コストが高い」――などと、あれこれ理由を挙げていたが、決局、価格カルテルを結んでいたとすれば言語道断。

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