石破じゃ勝てないけど替えられない…内閣支持率の急落に自民党の阿鼻叫喚

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「石破続投で勝てる」進まない野党連携

「反石破」急先鋒の西田昌司議員も尻すぼみ(C)日刊ゲンダイ

 痺れるような内閣支持率の下落に、選挙を控えた自民党議員は狂わんばかりだろう。商品券疑惑は党全体の慣習だったことも判明し、石破も降ろせないガンジガラメ。「楽しい万博」も不発に終わればいよいよ、瓦解へ一直線。

  ◇  ◇  ◇

 2000年以降で最もマシな総理大臣と期待されただけに、石破首相には心底ガックリだ。そんな世論の声がこのところの内閣支持率にハッキリと表れている。政権維持の「危険水域」とされる2割台突入が続々だ。衆院1期生に商品券を10万円分ずつ配布した問題のダメージは計り知れない。高額療養費制度の改悪凍結に至るまでのドタバタ、富裕層優遇と紙一重の高校授業料無償化に対するモヤモヤも影響しているだろう。

 共同通信の世論調査(22、23日実施)によると、前月と比べた支持率は12ポイント減の27.6%に急落。不支持率は16ポイント増の57.8%に急騰した。ANNの調査(22、23日実施)も厳しい数字が… 

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