松戸女子大生殺害放火事件 礼儀正しいが罪の意識がない犯人の“極端な二面性”

2009年10月、千葉大4年の荻野友花里さん(当時21)が松戸市のマンションの自室に侵入していた男に現金などを奪われ、包丁で刺殺され、室内に火を放たれた。逮捕された犯人の竪山辰美(同48)は、20代の頃から強盗や強姦を繰り返していた犯罪性向の根深い人物だった。
竪山は犯行時、2度目の服役を終えて出所し、2カ月も経っていなかった。この間、ほかにも強盗や強姦などの犯罪を重ね、起訴された罪は13件に及んだ。
そんな竪山だが、11年6月、千葉地裁の裁判員裁判で死刑を宣告された際は起立し、「ありがとうございます」と一礼したという。
私はこの意外な礼儀正しさを報道で知り、竪山に関心を抱いた。そして獄中の竪山に取材依頼の手紙を出したのだった。
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