著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

江藤拓前農相は米高騰の“黒幕”には使い勝手がよかった

公開日: 更新日:

 それだけの知性やスキルや配慮がない人間はウケを狙う資格がない。

 そもそも「コメはいつももらってる」「売るほどある」が、このご時世にウケるわけがない。それさえも分からないのに、ジョークを言う資格も作る資格もない。ていうか、大臣が支援者からコメをもらってもいいのだろうか。あまり大きな声で言うことではなかろう。

 いや、この人2世議員で、父親の江藤氏はタカ派の有名議員。年とった人は写真を見たら思い出すはずだ。小作農の出身で農協に勤め議員になった。議員としては道路族だが農業問題にも従事していた。恐らく息子である江藤前農相の小さい頃からコメはもらうものだっただろう。そして自身はバリバリの農水族だ。ずっとコメをもらっていたのも本当なんだろう。

■流通の間に入って儲けているのは…

 JAやら農水族からは、そもそも米が安すぎたのだ。今ぐらいが適正価格だという意見もある。彼らはコメの暴落を最も恐れる。作りすぎると値が下がる。だから50年以上国は減反政策を続けてきた。農家に補助金を出し田んぼを休ませてきた。仕方がないから農家はみな兼業農家になった。大規模農業で機械化し、コストを抑え、改良やら二毛作やらで躍進する農家もあるが、多くの小規模農家は経営が苦しい。コメの価格が上がれば少しは良くなるが、果たして潤沢になるのか。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  2. 2

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  3. 3

    西田昌司発言を容認、天皇を元首に、日本も核武装を…これが都議選で躍進した参政党の主張だ

  4. 4

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  5. 5

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上

  1. 6

    参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」

  2. 7

    著名人たちが次々と“駆け込み”参院選出馬…世良公則氏の電撃参戦に大阪自民は戦々恐々

  3. 8

    元維新・梅村みずほ議員の呆れたしぶとさ…参政党が参院選「比例公認」のウラ側

  4. 9

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  5. 10

    “土砂崩れ”状態の自民党は参院選「ノルマ50」掲げるも…最新情勢は「与党過半数割れ」十分にあり得る

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上