ピンチヒッター進次郎農相にのしかかるコメ高騰対策「2つの大難題」…農林部会長時代は改革にことごとく頓挫

公開日: 更新日:

追浜は小泉家の長年の大票田

 実は、進次郎氏がコメ対策に専念できるのかも怪しい。進次郎氏には今、もうひとつの懸案事項があるのだ。大リストラを発表した日産自動車問題だ。

 進次郎氏の地元、神奈川県は日産創業の地。神奈川政界にとって日産問題は地元経済と密接にかかわる重大事だ。加えて、進次郎氏の選挙区(衆院神奈川11区)内にある追浜工場(横須賀市)が閉鎖の候補に挙がっている。

「追浜工場は日産にとってシンボリックなマザー工場で、ここから名車がたくさん生まれた。そして、京浜急行の追浜駅や駅前商店街は追浜工場とともに発展してきた。追浜工場が閉鎖となれば、地元には大打撃です。追浜は小泉家の長年の大票田ですから、進次郎氏は頭が痛いでしょう。『地元に情報が届いていない』として、20日に国会内で日産のエスピノーサ社長から説明を受けていましたが、日産問題もコメ高騰対策も難題中の難題。パフォーマンスだけの進次郎氏に両方できるのでしょうか」(自動車業界と神奈川政界に詳しいジャーナリスト・小宮和行氏)

 環境相時代の「レジ袋有料化」ぐらいしか“手柄”のない進次郎氏に期待するだけ無駄だろう。

  ◇  ◇  ◇

 2000年以降、スキャンダルや失言などで引責辞任した農相は、江藤拓前農相で10人目。自民党内からは「農相は鬼門だ」の声も。進次郎氏は「呪い」から逃れられるのか。●関連記事【もっと読む】『やはり鬼門なのか?「農林水産大臣の呪い」は終わらず…2000年以降で辞任は10人目』もあわせて読みたい。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  2. 2

    高市早苗氏“性豪伝説”の原点…幻の自伝に綴った「飲みィのやりィのやりまくり」の赤裸々性体験

  3. 3

    高市首相「中傷動画」への“追及地獄”継続確定! 与党の自民維新が大混乱で「会期延長」不可避

  4. 4

    高市早苗氏が起こした“国会破壊”未遂…議運委員長なのに自分勝手なルール変更を画策

  5. 5

    シリーズ「憲法と日本人」(38)歪んだナショナリズムの系譜──占領憲法論の堂々巡りを排す

  1. 6

    高市首相ようやく国会で答弁も…中身は「言い訳全開」で反省ゼロ! すべて「人のせい」の恐るべき厚顔

  2. 7

    国会空転の“戦犯”高市首相「トンズラ常習」の履歴書 集中審議そっちのけ、チヤホヤ確実会合には長時間滞在

  3. 8

    「麻生太郎は令和の藤原道長だ!」野田佳彦元首相が皇室典範改正案に激怒、執拗に“口撃”する思惑

  4. 9

    いよいよ経済破綻に現実味…憑かれたような高市暴走の裏に何があるのか

  5. 10

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  4. 4

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  5. 5

    中村晃は引退会見で「幼稚」と…長谷川勇也、松田宣浩、和田毅が呈していたソフトB若手への苦言

  1. 6

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  2. 7

    ソフトB関係者を“メロつかせた”佐々木麟太郎の褒め殺し…「ウチで決まりと思っちゃう」のノロケ声も

  3. 8

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  4. 9

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し

  5. 10

    本田圭佑がサッカーW杯解説で「独り勝ち」 テレビ&CM争奪戦ボッ発で“ワリを食った”あの人