内閣不信任決議案めぐり立憲・野田代表オタオタ…前代未聞「他野党と事前協議」と言い出す恥さらし
■維新は内輪話をペラペラ
不信任可決には過半数(233)が必要だ。野党系主要5会派の立憲(148)、日本維新の会(38)、国民(27)、れいわ新選組(9)、共産党(8)が仮にまとまっても足りない。少数会派も巻き込んでガチガチに固めるには相当な腕力が必要だが、視界は極めて不良だ。維新の前原誠司共同代表は5日の会見で、2週間前に野田氏から「決断を下すときには相談したい」と言われたとか、「一貫して首相は不信任案が出れば衆院を解散すると言っていた。ブレてない」などと内輪話をペラペラ。当事者意識が感じられない。
そうでなくても、「コメ担当大臣」を自任する小泉進次郎農相が野放図に備蓄米をバラまいたことで、石破政権は息を吹き返しつつある。林芳正官房長官は6日の会見で、天皇不在時に「解散を決定した事例はある」と発言。今国会最終盤となる19、20日に、天皇皇后が戦没者慰霊の一環で広島訪問する日程を念頭にした質問に答える形で立憲を牽制した。
「野田立憲には政権構想がない。内閣総辞職、あるいは衆院解散につながる不信任案を提出する大義がない。他党はもれなく『やるならやってみろ』ってなもんで、お手並み拝見です」(与党関係者)
確かに「野田首相」再登板はキツイものがある。