内閣不信任決議案めぐり立憲・野田代表オタオタ…前代未聞「他野党と事前協議」と言い出す恥さらし
出すのか、出さないのか。
通常国会の会期末が2週間後に迫る中、内閣不信任決議案の提出をめぐって与野党が神経戦を繰り広げている。不信任案を単独提出できるのは、「51人以上」の勢力を持つ野党第1党の立憲民主党だけ。少数与党の石破政権は「提出したら衆院解散」をチラつかせ、衆参ダブル選挙の覚悟がない立憲の野田佳彦代表はオタオタ。国民民主党の玉木雄一郎代表からは「政権交代を目指す野田氏は出すべきではないか」とあおられ、足元が定まらずに事前協議すると言い出した。弱々しいにも程がある。
不信任案提出をめぐり、野田代表は6日の会見で「急に出したら、みんな驚く。どの党にも事前にお話をしながら進めていくものだ」と持論を展開。「不信任案を通したいのであれば、共同提案するつもりはあるかということだ。われわれだけに『何かしろ』ではなく、ご自身はどうなのかを問いたい」とも言っていたが、何のこっちゃ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。
「不信任案提出をめぐって野党が事前協議するなんて聞いたことがない。要するに、出したくないのでしょう。かたや自民党はどちらに転んでも損をしない。総選挙で勝てば少数与党を脱して衆参両院で過半数を握れるし、負ければ連立の枠組みを広げればいい。野田代表はトランプ関税を『国難』とする石破首相の認識に同調し、『野党第1党としてできることは何でもやる』と言っています。政府が日米合意を目指すG7サミット(15~17日)後の最終週はザワつくでしょう」