自民党の深刻な支持者離れ…都議選は有利なはずの「低投票率」「1人区」でも惨敗で参院選に影
共同通信の出口調査で、自民支持層のうち自民候補に投票したと答えた人は53%にとどまっていた。
■1人区では全敗
一方、全敗した1人区。都議選の1人区は7つあり、当選後に自民が追加公認した島部選出の無所属(裏金非公認)を除くと、千代田区=無所属、中央区=都民ファーストの会、武蔵野市=無所属、小金井市=無所属、青梅市=都ファ、昭島市=都ファ、という結果だった。
「自民が1人区で勝てないという都議選結果は、参院選に確実に連動するでしょう。参院選は32ある1人区が全体の勝敗を左右する。石破首相や森山幹事長、与党の選挙関係者は背筋が寒くなっただろうと思います。『政治とカネ』への不信が根強いことも出口調査で分かりました。カネの恨みを国民は簡単に忘れません」(野上忠興氏)
自民幹部も「政治とカネは全国的に影響するのではないか」と戦々恐々。企業団体献金の見直しを先送りし、金権政治にしがみついているのだから自業自得だ。参院選は支持者に見放された自民党の断末魔となるか。