トランプ大統領「コメ買え」脅しの絶妙タイミング…石破首相の“奥の手”参院選中の訪米プラン早くも頓挫

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トランプ「日本は30~35%の関税支払うことに」

 連日のように日本への強い不満を表明しているトランプ米大統領が、一段と圧力を強めた。7月1日、記者団に関税交渉に関して「合意できるかどうか疑わしい」と表明。日本に手紙を送って「30%か35%、もしくはわれわれが決めた数字」の関税を課すことを伝えるとも述べた。日米両政府は、9日に迫る「相互関税」の上乗せ分の停止期限を念頭に交渉していた。

 トランプ大統領はこの日も「コメを切実に必要としているのに受け入れようとしない」「日本は車を受け入れないが、何百万台も米国に売る」と改めて持論を展開。「貿易に関しては非常に不公平だった。そんな時代は終わりだ」と強調した。また、相互関税の上乗せ分の停止期限延長は「考えていない」と明言した。

  ◇  ◇  ◇

 主食米の輸入拡大は需給や相場の安定に貢献するため、両国にとってウィンウィンな取引の声もあるが……関連記事【もっと読む】『トランプ関税の交渉カード「コメの輸入枠拡大」が日本の農業を潰すワケ』は必読だ。

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