立憲・野田代表まるで石破続投を「後押し」…政権交代を主張しながら奪取に行かないドッチラケ
参院選で自公は過半数割れの大敗だったが、野田・立憲も議席を増やせず埋没。今月1日の立憲の両院議員懇談会では「事実上の敗北だ」など執行部を批判する厳しい意見が続出した。しかし、野田代表の代表辞任論にまでは至っていない。それをいいことに石破首相と傷のなめ合いか。
■閣外協力に向けたデキレース?
野党をまとめれば内閣不信任決議案だって出せるのに、野田代表は1日の会見で「対決姿勢は秋だっていい」と発言し、まったくヤル気なし。その延長線上で、4日の予算委を見れば、むしろ石破続投を「後押し」しているかのようだ。
「石破・野田両氏のやりとりは、デキレースかというほどで、明らかにおかしかった。自民と立憲が連立政権を組まないまでも、立憲が閣外協力に舵を切る。そんなメッセージに聞こえました。これで安定政権ができたら、石破おろしもなくなる。そんな計算も働いているのか。第1党、第2党を強調するのは既成政党の逆襲のようなものでしょう」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
「政権交代」を主張しながら、政権を取りに行かない野党党首。ドッチラケだ。