著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学 家政学部准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【パクチー】血糖や脂質の改善を期待して夕食に食べたい

公開日: 更新日:

 パクチーは独特の香りで好みが分かれますが、古くから世界各地で利用されてきたハーブのひとつです。セリ科の一年草で、学名はコリアンドラム・サティバム。

 原産地は地中海東部から中東とされ、約3000年前の古代エジプトの墓からも種子が見つかってもいるのです。ギリシャ語の「コリアノン(臭い虫)」が語源といわれているのも面白いですよね。

 英語では葉をシラントロ、種子をコリアンダーと呼んでいますが、タイ語の「パクチー」が一番耳馴染みが良いのではないでしょうか。近年ブームのタイ料理に使われる香味野菜として親しまれています。

 そんなパクチーには、リナロールなどの精油成分、ポリフェノール、フラボノイドが含まれ、これらに抗酸化・抗炎症・抗菌作用があることが試験管や動物実験で確認されています。マウスを用いた研究にはなりますが、コリアンダー種子の抽出物が血糖値や血中脂質を改善した報告があり、酸化ストレスの低下も同時にわかっています。ヒトを対象にした小規模試験では、糖尿病患者にコリアンダー種子粉末を6週間摂取させたところ、血糖や脂質の改善傾向がみられたと報告もされています。

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