見透かされる安直…小泉進次郎農相の軽さは、誰が周囲を固めても覆い隠せない
賛否が割れるテーマへの言及は封印

ようやく、総裁選に名乗りを上げた小泉農相の周囲を加藤財務相や斎藤前経産相が固めることが話題だが、小手先の“ごまかし”がかえって際立たせる軽さと不安。「老壮青」の布陣、保守層も取り込みなどと言うが、一体、この男は首相になって何をやりたいのか。
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一時は「不出馬」説も囁かれた小泉進次郎農相が、ようやく自民党総裁選に名乗りを上げた。17日は石破首相と官邸で面会。総裁選に出馬する意向を伝えたという。面会終了後、報道陣に「地方経済、防災庁、そして農政。こういったものは私はしっかりと引き継いでいきたい」と石破路線の継承を表明。出馬理由について「自民党が今の体制をしっかりと立て直すことが先決だという危機感だ」と改めて語った。
19日に陣営の議員らと総決起大会を開き、20日に会見で正式に出馬表明する方向で調整中だという。サッサと表明すればいい話だが、なぜ引っ張るのか。
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