どこまで姑息か国民民主・玉木代表…千葉県連の「パワハラ問題」お手盛り調査でこっそり“幕引き”
シレッと幕引きか。
国民民主党は今年3月、千葉県連から噴出したパワハラ問題を巡り、党内に調査委員会を設置。実態調査を始めてから半年が経った今、急に「調査終了」に向かいつつあることが明らかになった。16日の定例会見で調査の進捗を聞かれた玉木代表が、こう答えた。
「ほぼヒアリング等は終わりました。いま、取りまとめの段階に入っている。その取りまとめ(の結果)を踏まえて、しかるべき対応をしたい」
「時間がかかったとの指摘もいただいた」と反省する様子も見せたが、ハッキリ言って調査はお手盛りだ。
パワハラの疑いをかけられているのは、昨秋の衆院選で千葉5区から出馬し、比例復活した岡野純子議員と県連幹事長の天野行雄県議。被害を訴えたのは工藤由紀子浦安市議だ。パワハラに耐えかねて昨夏に離党すると、他に県内の県・市議3人が同調する形で続々と党を離れた。
■当事者たちへのヒアリングなし
本来、実態解明するなら、岡野氏ら加害者側と被害者の工藤氏、そして実態を知る離党した3人からも事情を聴くのがスジ。党はこの間、加害者と被害者当人への聞き取りは行ったものの、3人へのヒアリングを一切行っていない。玉木代表自身、「関係の皆さんに話を伺っていきたい」と約束していたのに、よくも「ほぼ終えた」などと言えたものだ。