著者のコラム一覧
田中秀征元経済企画庁長官

1940年、長野県生まれ。東大文学部西洋史学科、北大法学部卒業。83年、衆院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。細川政権で首相特別補佐、第1次橋本内閣で国務大臣・経済企画庁長官。福山大学教授を経て現在客員教授。「自民党本流と保守本流」「平成史への証言」「新装復刻 自民党解体論」「小選挙区制の弊害」など著書多数。

首相談話の意義(2)200、300年に一度の歴史変動

公開日: 更新日:
平成元(1989)年、世界を仰天させるマルタ会談が…(ブッシュ米大統領とゴルバチョフ露大統領による首脳会談)/(C)ロイター

■体制ファーストの時代

 最近はアメリカファースト、日本ファーストなど自国利益を強調する政治スローガンが広がっている。

 しかし、第2次大戦後、40年も続いた米国とソ連の二極体制では、国家や民族間の対立よりも、自由主義か共産主義かの“体制対立”が国際政治の枠組みを決め… 

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