重要な法廷証言を完全スルー 総裁選で裏金幕引き加担の大マスコミ

公開日: 更新日:

裏金議員の一票が勝敗を左右する総裁選は解党的出直しになり得ない

一転して実名を明かす(旧安倍派元会計責任者の松本淳一郎氏)/(C)日刊ゲンダイ

 茶番総裁選の最中、裏金議員の公判が行われているが、裏金再開指示の議員の実名や、「一覧表」の存在など、次々に仰天事実が明らかになっている。それを一行も報じない大メディア、ヤラセ総裁選の自民PRに加担の悪辣。このまま「仲良し組閣」 などが許されるのか。

  ◇  ◇  ◇

 石破首相の後継を決める自民党総裁選の投開票日(10月4日)まで残り3日となった。

「世界の真ん中にもう一度、日本を立たせる」(小林元経済安保相)、「逆風の先頭に立って日本を前に」(茂木前幹事長)、「日本をもう一度、世界のてっぺんへ」(高市前経済安保相)──。

 各候補は出馬会見などでこう叫んでいたものの、選挙戦の発言をいくら聞いても、結局、国民は「真ん中」なのか、「前」なのか、はたまた「てっぺん」に連れていかれるのかがサッパリ分からない。 

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